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このあいださ、”Are you coming to the party tonight?”って聞いたら、【パハップス】って答えられたから、てっきり来るもんだと思ってたら、来なかったんだよね…。
パハップスってたぶんだよね??
え?そうなの?可能性低い”多分”なんだ…。
たしかに“たぶん”ってパハップス・メイビーとかプロバブリーとかいろいろあるよね・・・。使い分けないといけないんだね。
その通り。多分と訳しても可能性の高さによって、相手の取り方も違ってくるので使い分けがとっても大切ですよ!
今日は、使い分けのポイントをお教えしますよ。
パハップスは【かもしれない】レベル
- Most likely 90%くらいの確立
- Probably 80%くらい
- Likely 50%くらい
- Perhaps/maybe 30%くらい
- Possibly 10%くらい
パハップスは、~かもしれないくらいのレベルの“多分”です。実現性は30%くらいので低いですね。
メイビーとほぼ同じですが、日本人は“たぶん”と言えば、メイビーをいたるところで使うので、注意しておきましょう。(メイビーも実現性は30%くらいです。)
ほぼ同じ意味ですが、使い方には少し違いがありますよ。
実現性30%・メイビー(maybe)とパハップス(perhaps)の違いは?
ほぼ意味は同じなので、そこまで気にすることはありません。どちらも副詞です。
副詞といえば、文頭・文末・文中などいたるところに配置できる品詞ですが、
Maybeは、主に文頭・文末に配置され、perhapsは文頭・文末・文中のどこにでも配置されます。(文中の場合は、動詞の前かbe動詞の後ろ)
英語の「たぶん」表現を使いこなそう!確率で理解する5段階の使い分け
英語学習において、「たぶん」を表す表現は非常に重要です。しかし、日本語の「たぶん」に相当する英語表現には様々なニュアンスの違いがあり、使い分けが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
1. Most likely(90%の確率)
「Most likely」は、最も確率が高い「たぶん」表現です。ほぼ確実に起こるだろうと思われる場合に使用します。
- He will most likely win the race.
- 彼はきっとレースに勝つだろう。
「Most likely」は通常、文頭や文末に置かれます。また、「to be most likely to do」の形で、「~する可能性が最も高い」という意味を表すこともできます。
例:
She is most likely to succeed in her new job.
(彼女は新しい仕事で成功する可能性が最も高い。)
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2. Probably(80%の確率)
「Probably」は、かなり高い確率で起こると予想される場合に使用します。「Most likely」ほど確実ではありませんが、十分に可能性が高いことを示します。
- I will probably go to the party tonight.
- 今夜のパーティーにはたぶん行くと思う。
「Probably」は文中のどの位置にも置くことができますが、通常は助動詞の前か一般動詞の前に置かれます。否定文の場合は、助動詞の後ろに置くのが一般的です。
例:
She probably won’t come to the meeting.
(彼女はたぶん会議に来ないだろう。)
3. Likely(50-60%の確率)
「Likely」は、起こる可能性が半々くらいの場合に使用します。「Probably」よりは確率が低くなりますが、まだ十分に可能性があることを示します。
- It’s likely to rain this afternoon.
- 今日の午後は雨が降りそうだ。
「Likely」は形容詞として使われることが多く、「be likely to」の形で「~する可能性が高い」という意味を表します。また、副詞としても使用でき、その場合は「very likely」や「quite likely」のように程度を表す副詞と共に使われることが多いです。
例:
The project is very likely to be completed on time.
(そのプロジェクトは予定通りに完了する可能性が非常に高い。)
4. Perhaps / Maybe(30%の確率)
「Perhaps」と「Maybe」は、可能性はあるが確実ではないという場合に使用します。日本語の「もしかしたら」や「ひょっとしたら」に近いニュアンスです。
- Perhaps we should try a different approach.
- もしかしたら、別のアプローチを試すべきかもしれない。
「Perhaps」と「Maybe」はほぼ同じ意味で使われますが、「Perhaps」の方がやや格式ばった印象があります。両者とも文頭、文中、文末のどの位置にも置くことができます。
例:
Maybe I’ll join you later. / I’ll perhaps join you later.
(後で合流するかもしれない。)
5. Possibly(10%の確率)
「Possibly」は、可能性は低いがゼロではないという場合に使用します。「Perhaps」や「Maybe」よりもさらに低い確率を示します。
- We could possibly finish the project by next week, but it’s unlikely.
- 来週までにプロジェクトを終えられる可能性はあるが、それはあまりありそうにない。
「Possibly」は通常、can、could、mayなどの助動詞と共に使われることが多いです。また、疑問文で「どうにかして~できますか?」という意味を表すこともあります。
例:
Could you possibly help me with this task?
(この仕事を手伝っていただくことは可能でしょうか?)
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「たぶん」表現の使い分けを実践しよう
ここまで5段階の「たぶん」表現について学んできましたが、実際の会話の中でどのように使い分ければよいのでしょうか。以下に、具体的な場面を想定して、それぞれの表現の使い方を見ていきましょう。
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1. 天気予報について話す場合
天気予報は確率的な要素が強いため、「たぶん」表現がよく使われます。
- It will most likely rain tomorrow. The weather forecast shows a 90% chance of precipitation.
- 明日はほぼ間違いなく雨が降るでしょう。天気予報では降水確率が90%です。
- We’ll probably need umbrellas this weekend. The weather report suggests a high chance of showers.
- 今週末は傘が必要になるでしょう。天気予報では雨の可能性が高いようです。
天気予報では、確率に応じて適切な表現を選ぶことが重要です。高確率の場合は「most likely」や「probably」を、中程度の確率では「likely」を、低確率の場合は「perhaps」や「maybe」を使用するのが一般的です。
2. 予定や計画について話す場合
未来の予定や計画について話す際も、「たぶん」表現がよく使われます。
- I will likely attend the conference next month, but I haven’t bought my ticket yet.
- 来月の会議には参加する可能性が高いですが、まだチケットは買っていません。
- We may possibly go on a vacation this summer, but it depends on our budget.
- 今年の夏に休暇を取れる可能性はありますが、予算次第です。
予定や計画を話す際は、確定度に応じて適切な表現を選びましょう。ほぼ決まっている場合は「most likely」や「probably」を、まだ不確定な要素が多い場合は「perhaps」や「possibly」を使うとよいでしょう。
3. 推測や予想をする場合
誰かの行動や結果を推測する際にも、「たぶん」表現は有用です。
- She’s probably already left the office. It’s past her usual quitting time.
- 彼女はもう事務所を出たでしょう。普段の退社時間を過ぎています。
- The package will most likely arrive by Friday. The shipping company guarantees 3-5 day delivery.
- 荷物は金曜日までにはほぼ確実に到着するでしょう。配送会社は3-5日以内の配達を保証しています。
推測や予想をする際は、根拠となる情報の確実性に基づいて表現を選びましょう。確かな情報に基づく推測には「most likely」や「probably」を、不確かな情報や直感的な予想には「perhaps」や「maybe」を使うのが適切です。
「たぶん」表現を上手に使うためのコツ
英語の「たぶん」表現を適切に使いこなすためには、以下のポイントを意識しましょう。
1. 自分の確信度を認識する
まず、自分がどの程度確信しているかを明確にすることが大切です。90%以上の確信がある場合は「most likely」、80%程度なら「probably」というように、自分の確信度に最も近い表現を選びましょう。
2. 文脈を考慮する
会話の文脈や状況によって、適切な「たぶん」表現は変わってきます。例えば、公式な場面では「perhaps」の方が「maybe」よりも適切かもしれません。
3. 相手の期待に配慮する
「たぶん」表現は、相手の期待にも影響を与えます。例えば、パーティーの招待に対して「I’ll probably come」と言えば、相手はあなたが来ることを期待するでしょう。一方、「I might possibly come」と言えば、来ない可能性が高いと解釈されるかもしれません。
4. 他の表現と組み合わせる
「たぶん」表現を他の言葉と組み合わせることで、より正確なニュアンスを伝えることができます。
- I’m almost certain that he’ll win the race. He’s most likely to finish first.
- 彼がレースに勝つことはほぼ確実だと思います。彼が1位でゴールする可能性が最も高いです。
- There’s a slight chance of rain, but we’ll possibly have good weather for the picnic.
- 雨が降る可能性は少しありますが、ピクニックには良い天気になる可能性もあります。
「たぶん」表現を他の言葉と組み合わせることで、より細かなニュアンスを表現できます。例えば、「almost certainly」(ほぼ確実に)、「very likely」(非常に可能性が高い)、「quite possibly」(かなりの可能性で)などの表現を使うことで、確率の度合いをより詳細に伝えることができます。
5. 練習を重ねる
「たぶん」表現の適切な使い方を身につけるには、実際に使ってみることが大切です。日常生活の中で意識的に使う機会を作り、徐々に自然に使えるようになりましょう。
実際の会話の機会が限られていても、「たぶん」表現を練習する方法はたくさんあります。日常生活の中で意識的に使う機会を作ることが大切です。いくつかの練習方法を紹介しますね。
「たぶん」表現を練習するための効果的な方法
1. 日記を英語で書く
毎日の出来事や予定について英語で日記を書く際に、意識的に「たぶん」表現を使ってみましょう。
- I will probably go shopping tomorrow.
- 明日はたぶん買い物に行くでしょう。
- It’s likely that I’ll finish my report by Friday.
- 金曜日までにレポートを終える可能性が高いです。
日記を書く際は、その日の出来事だけでなく、将来の予定や予想についても書いてみましょう。そうすることで、様々な「たぶん」表現を自然に使う機会が増えます。例えば、「I’ll most likely have a busy week next week」(来週はきっと忙しい週になるだろう)のように使ってみましょう。
2. ロールプレイング
友人や家族と協力して、様々な場面を想定したロールプレイングを行いましょう。
- A: Do you think it will rain tomorrow?
- B: It’s possible, but the weather forecast says it will likely be sunny.
- A: 明日は雨が降ると思いますか?
- B: 可能性はありますが、天気予報では晴れる可能性が高いみたいです。
ロールプレイングを行う際は、できるだけ現実的な状況を設定しましょう。例えば、レストランでの予約、旅行の計画、仕事の打ち合わせなど、日常生活で遭遇しそうな場面を選ぶと良いでしょう。そして、それぞれの状況で適切な「たぶん」表現を使うよう意識してください。
3. ニュースや天気予報を英語で聞く
英語のニュースや天気予報を聞き、使われている「たぶん」表現に注目しましょう。そして、聞いた表現を自分で使ってみる練習をしてください。
- The stock market will likely show some volatility in the coming weeks.
- 今後数週間は株式市場がおそらく変動を示すでしょう。
- There’s a possibility of light showers in the evening, but it will most likely remain dry throughout the day.
- 夕方に小雨が降る可能性がありますが、日中はほぼ確実に乾燥した状態が続くでしょう。
ニュースでは、特に経済や政治のトピックで「たぶん」表現がよく使われます。例えば、「The new policy will probably have a significant impact on small businesses」(新しい政策は中小企業に大きな影響を与える可能性が高い)のような表現に注目してみましょう。
4. SNSで英語を使う
TwitterやFacebookなどのSNSで、英語で投稿する際に「たぶん」表現を意識的に使ってみましょう。
- I’m possibly going to try that new restaurant this weekend. Anyone want to join?
- 今週末、その新しいレストランに行ってみるかもしれません。一緒に行きたい人はいますか?
- The movie will most likely be sold out quickly. Better book tickets in advance!
- その映画はすぐに満席になる可能性が高いです。前もってチケットを予約した方がいいですよ!
SNSでは、日常的な出来事や個人的な意見を共有することが多いため、「たぶん」表現を自然に使う良い機会となります。例えば、「I’ll probably be late for dinner tonight due to traffic」(今夜は交通渋滞で夕食に遅れるかもしれません)のように、日常的な状況で使ってみましょう。
5. 英語の本や記事を読む
英語の本や記事を読む際に、使われている「たぶん」表現に注目し、そのコンテキストを理解しましょう。
- The author suggests that this trend will likely continue for the next decade.
- 著者は、このトレンドが今後10年間続く可能性が高いと示唆しています。
- According to the article, electric cars will probably become the norm by 2030.
- 記事によると、2030年までに電気自動車が標準になる可能性が高いそうです。
本や記事を読む際は、著者がどのような文脈で「たぶん」表現を使っているかに注目しましょう。特に、学術的な文章や専門的な記事では、慎重な言い回しとして「たぶん」表現がよく使われます。例えば、「This research suggests that climate change may possibly have a more immediate impact than previously thought」(この研究は、気候変動が以前考えられていたよりも即座に影響を与える可能性があることを示唆しています)のような使い方に注目してみましょう。
まとめ:「たぶん」表現をマスターしよう
英語の「たぶん」表現は、単なる言葉の選択以上に、話者の確信度や状況の理解を示す重要な要素です。本記事で学んだ5段階の「たぶん」表現(Most likely, Probably, Likely, Perhaps/Maybe, Possibly)を適切に使い分けることで、より正確で豊かな英語コミュニケーションが可能になります。
練習方法として紹介した、日記を書く、ロールプレイング、ニュースを聞く、SNSで使う、本や記事を読むなどの方法を日常的に取り入れることで、自然に「たぶん」表現を使えるようになるでしょう。
最後に、言語学習において最も重要なのは継続的な練習です。完璧を目指すのではなく、少しずつでも着実に使う機会を増やしていくことが大切です。「たぶん」表現をマスターすることで、英語でのコミュニケーションがより自然で、ニュアンス豊かなものになることは間違いありません。