サッと内容チェック
実は、ネイティブスピーカーは私達が学校で学んだ英語や教材の音声などのように一つひとつの単語をクリアに発音していないんですよ。
リンキングと言って、単語同士をリンクさせて発音することでまったく別の単語のように聞こえることがほとんどなんですよ!だからこのリンキングやリスニングを学習することがネイティブ英語のリスニングの突破口なんです!!
ネイティブ英語が聞き取れない理由をクリアにする!
ネイティブスピーカーの話す英語ってスピードが速いだけでなく、冒頭の会話文であったようにリンキングやリエゾンが多発しています。
これが英語の上級者でも海外ドラマのリスニングができない理由の一つです。
ほかにもリスニングができないポイントがあるので、まずは【なぜネイティブ英語が聞き取れないのか】その理由を探って、一つ一つの弱点の克服をしていきましょう!
- リンキング・リエゾンの学習不足
字幕を見ると、知っている単語ばかりなのにまったくそのように聞き取れない
➡リンキングやリエゾンのルールを知り、リスニング・発音トレーニングをすることで、音声がどのように変化するかを自分の頭・耳に認識させる。 - リスニングのスピードに理解力がついていかない。
音声が認識できていても、話されるスピードで理解できないと意味がありません。英語字幕を追いながら内容が理解できるかを確認してみましょう!
上記、①と②の弱点を徹底的に克服することではじめてネイティブ英語をスラスラとリスニングができるようになりますよ!
リンキングやリエゾンの学習をしてからは、嘘のように海外ドラマや海外バラエティ番組なども聞き取れるようになりました♪
ネイティブ英語リスニングのコツ①:リンキング・リエゾンの学習不足を克服するには?
- Want to ➡ ワナ
- Going to ➡ ゴナ
- Couldn’t ➡ クゥン
- Can I ➡ クナイ
- Like it ➡ ライキッ
1,2番あたりは学校やテキストでも出てくるレベルですが、③番以降について取り上げている教材は少ないですね。
リンキングやリエゾンで音声変化が起こると↑の表のように一つ一つの単語を発音したときとまったく違う音に変化します。
例えば、⑤のlike itはリンキングの典型的な例です。
Like は発音上ではlaik(ライk)と子音kで終わる単語です。
次の単語itの母音【i】とlaikの【k】がつながると・・・
Laikit (ライキッ)になります。
■リンキングルールの一つ
子音で終わる単語+母音で始まる単語はリンクする!!
日本人的な発音では【laiku(ライク)】と勝手に母音(u)を補っていることもありますね・・・。
日本語は、ほぼすべての言葉が母音で終わります。
- 英語 Eigo 母音Oで終わる
- ペラペラ Pera 母音Aで終わる
このように母音で終わる言葉は、次の言葉とリンクすることはありません。
そのため、日本人には音と音がリンクする感覚自体があまりないんです。
これが日本人がネイティブ英語を聞き取れない一番の理由です!
なるほどね・・・。
たしかに日本語ってリンキングしていない・・・。
ありがとうございますを【あーざぁす】みたいに発音することがあるけど、これはリンキングとは違うけど、こういう風に発音されるものって理解してないと一生聞き取れないよね。
。
NとTが重なるとTの音が脱落(なくなって)してしまいます。
■音の脱落ルールの一つ
NとTが続くと、Tの音が脱落する
例えば、internet インタァネッ(インターネット)。
Interのnの後ろのtが脱落すると…【Inter】(インター)➡【Iner】(イナ)に変わります。
そのため、Internetのネイティブ発音は、【イナネッ】と聞こえます。
これと同じことがwant toでも起こっているんですよ!
(nのあとの二つのTの脱落+oの発音は米語では“あ”のように発音されるため、ワナになっています。)
こんな風に、音の連結(リンキング)・脱落・同化などの変化には規則があります。
パターンが決まっているので、それを意識的に学習しながら、何度も発音し、ネイティブ英語をインプットすることが必要なんですよ♪
そうですね。
たしかになかなか良いリエゾンやリンキング学習ができるテキストってあまりありません。書店に並んでいるものでも学習できるものもありますが、音声のスピードが一定のものがほとんどで、ゆっくり発音されるものがありません。
本格的にネイティブ英語をリスニングできるようになりたい生徒さんには、【プライムイングリッシュ】
という教材をご購入いただき一緒に学習しています。
ネイティブ英語リスニング力を高める!プライムイングリッシュのおすすめポイント
- 音声変化のトレーニングに強い
特徴①ネイティブのナチュラルスピードだけでなく、ゆっくりスピードを1文ごと確認できる音声になっている。
特徴②音声変化をカタカタで表記されているので変化がわかりやすく、発音の真似がしやすくなっています。 - スピーキング力アップにつながる
音声をまねる過程で、シャドーイングやリピーティングの通訳トレーニングメソッドが取り入れられています。そのため、スピーキングの力をつけるのにもおすすめ。 - 日常レベルの単語学習ができる
日常の様々なシーンのスキットでネイティブ英語フレーズや日常会話での英単語などを学習しながらリスニング・スピーキングの練習ができる。
これだけ、音声変化トレーニングに特化した教材は【プライムイングリッシュ】
のほかにはないと思います。
留学などの経験をせずに、自然にネイティブ英語を聞き取れるようになるには、リンキングやリエゾンの学習はかならず通る道です。
一度、教材を購入すれば何度も繰り返し学習できますし、6ヵ月分の教材なので、半年で学習を終えたとしても月5000円ほど。
一年かけて学習すると効果的なので一年で使用すると考えると月2500円くらいなので、良質なリスニング学習がこの価格でできるなら安いかなぁと思います。
うん、これなら一人でも学習できそうだね。
それにしても、一つ目の理由でこれだけ力が入っているんだね・・・。
わかりますか?私・・・実はネイティブ英語や海外ドラマが聞き取れるようになるまで相当遠回りをして、やっと見つけたのがこの学習方法だったんです。
私がこの学習方法に出会ったのは、すでに英検1級・TOEICも950点以上取得済の時でした。
試験では好成績を残せるのに、ドラマやネイティブ英語が聞き取れない自分が情けなくて…でもなにを勉強していいかわからない…。
やっぱり留学しないと無理なんだとあきらめかけていたときに、リエゾンとリンキングの学習に出会いました。
この出会いがあったからこそ、多くの生徒さんにこの学習メソッドをご紹介でき、海外ドラマを聞き取れないと悩む生徒さんが半年後にキラキラと嬉しそうにされる瞬間に立ち会えたんだと思います。
英語力がある程度高い人なら3ヵ月くらいの学習で、すぐに海外ドラマやネイティブ英語が聞き取れるようになる方もたくさん。
私もそうでした。まさに目から鱗の学習法なんですよ♪
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ネイティブ英語リスニングのコツ:リスニングのスピードに理解力を追いつかせるには?
テキストを開きながら、文章を目で追いながら、音声を最後まで聞いてみてください。
その時、内容が理解できていなかったら、あなたの弱点は英文読解力のスピードです。
- 読んで理解する
- 聞いて理解する
この二つのうち、負担が少ないのは、当然①の読んで理解するほうです。
音声を聞きながら、文章を目で追って理解できないということは、そのスピードで速読して内容を理解することができないということです。
ネイティブ英語では150WPM~200WPMで話されていると言われています。
■WPMとは
Words Per Minuteの略。
一分間に話される単語の数や一分間に読んで理解できる単語数を表します。
この150WPM~200WPMのスピードで英文を理解できないと、ネイティブ英語をスラスラと理解することができません。
そのため、実はリスニング力というのは英文を読み込めるスピードに深く関連しています。
でもリスニングするときに、頭の中で日本語にしていたらとてもじゃないけど、ついていけないよ。
そうですね。日本語に変換しているひまはありません。
そこで行うべきなのが、スラッシュリーディングとイメージング。
日本語を訳しながらリスニングするクセは、早く直す必要があります。
そんなときにおすすめなので、スラッシュリーディング&イメージングです。
スラッシュリーディングのすすめ
速読のテクニックの基本であるスラッシュリーディングはリスニングのコツでもあります。話される英語をそのままの語順で前から順に理解していくことで、英語の語順のまま文章を理解することができるようになります。
- 例)He is going to England to see his friends.
- 彼は友達に会うためにイギリスに行きます。
この訳は、きれいな日本語になるように語順を日本語に合わせて後ろから訳された文章です。
これを↓のように訳すのがスラッシュリーディング
- He is going to England/ to see his friends.
- 彼はイギリスに行きます。友達に会うために
意味の塊ごとに前から順に訳していくことで、英語の語順のまま訳せていますね。
これだけで英文の読解スピードが格段にアップします。
イメージングトレーニング
スラッシュリーディングで前から意味の塊ごとに訳せるようになったら、今度は日本語に訳すクセをなくします。
そのために行うのが、文章のイメージ化。
さきほど例文でいうと、
- A:He is going to England B: to see his friends.
- Aの部分で、彼がイギリスに向かうイメージを思い浮かべ
- Bの部分で、彼が友達に会うシーンをイメージします。
日本語には訳さず、イメージだけで文章を読みすすめます。
読み進めるというより、文章を映像化していくような感じです。
慣れないうちはなかなかうまくできなかったり、日本語に訳さないと理解できていないような気がしますが大丈夫!!
とにかくイメージしながら内容が理解できるようにスラッシュリーディングを進めていきましょう!
このトレーニングにおすすめな教材
スラッシュリーディングを用いた速読用の教材なので、どこの区切ればいいのか迷うことがありません。
日本語訳もスラッシュリーディングに適したものになっています。
また無料でダウンロードできる音声があるのですが、こちらもスピードがネイティブスピードに合わせて150wpm~200wpmに設定されています。
リスニングとリーディング両方の学習になりますね。
■トレーニング方法
- リスニングで文章を聞く
- リスニングしながら、目で文章を追い理解度を高める
- スラッシュリーディングで精読をする。
- スラッシュリスニングを意識し、スラッシュごとに音声をポーズし、内容を理解する
①~④のトレーニングを一通りおえたら⑤としてイメージングリーディングを取り入れましょう。スラッシュごとに読みながら、イメージ。
それに慣れたら、最後に⑥イメージングリスニングを行います。スラッシュごとに聞きながらイメージをしていきましょう!
これらのトレーニングで理解力のスピードを上げることができ、リスニング力の向上につながりますよ。
ネイティブ英語のリスニングまとめ
ネイティブ英語をリスニングするためのポイントをまとめました。
- リンキング・リエゾンの学習不足
字幕を見ると、知っている単語ばかりなのにまったくそのように聞き取れない
➡リンキングやリエゾンのルールを知り、リスニング・発音トレーニングをすることで、音声がどのように変化するかを自分の頭・耳に認識させる。 - リスニングのスピードに理解力がついていかない。
音声が認識できていても、話されるスピードで理解できないと意味がありません。英語字幕を追いながら内容が理解できるかを確認してみましょう!
上記以外にも、単語力・熟語の知識不足もリスニング力につながります。
ネイティブが良く使う単語と、学習で学んだ単語にはずれがあることもあるので、単語レベルや熟語のレベルを上げていくことで理解度がアップしますよ♪