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自分が(したいこと)をできるかどうかを聞いているのが、【Can I~?】なので、相手に許可を求める表現です。
相手が(自分のしてほしいことを)できるかどうかを聞いているのが、【Can you~?】になるので、依頼をする表現になりますよ!
Can you? Can I? Will you? May I?の使い分けは?
生徒さんから
Would you, Could you, Will you, Shall I, May I, Can I, Could I などの違いについて質問されました。
使い分けややこしいですね。少し整理していきましょう!まずは、おおまかな意味をグルーピングしてみましょう♪
①【許可】を求める表現
- Can I do it?
- Could I do it?
- May I do it?
まずは注目していただきたいのが、主語が“I”だということ。
(私は)~できますか?と聞くことで相手の許可を得ています。自分がする動作の許可を取るので、主語が私(I)になるのは当然ですね。(Can youとの違いは次のパートで説明しています。)
CanよりもCouldは丁寧です。Mayは、丁寧というより、相手との距離感があります。
例えば…
はじめて、結婚のご挨拶に相手の親御さんに会うとき。
お父様がとても厳格な感じでその目の前でたばこを吸いたいとき
(コラコラ!そんなことしている場合かというシチュエーションですが、
緊張しすぎて思わずって場面を想像してください。)
“May I smoke?”になりますね。逆にフランクな、お父ちゃんといった感じなら、Can Iでもいいんです。
②【依頼】をする表現
- Can you
- Could you
- Will you
Can I とCan youの違いは?
Can I は、【私が(したいことを)できるか?】=私の動作に対する許可をとるための表現です。だから主語がIになっています。
Can youは、【相手が(自分のしてほしいことを)できるか?】=相手に依頼をする表現です。
依頼したことは、”相手(you)”にしてもらうことなので、主語がYouになりますね♪
Would you?Will you? Can you?の違いですが、これもシチュエーションでみていきましょう!日本語でも依頼をするとき
『もう少しお安くできますか?』と可能の表現を使いますよね?
~してくれませんか?というより少しやんわりしているイメージですね。
これが、can you?さらに丁寧なcould youです。
Willはもともと意思という意味があります。
相手にその意思があるかどうか尋ねるときにも使います。
Will you marry me? をCan you marry me?って聞かないですよね。
相手にその意思があるかどうか、キチンと確かめたいですよね。
A:Can you marry me?
B:Yes.
A:So will you marry me?
B:…NO!
なんてこともありえます。
可能かどうかでいえば、結婚できる、この人となら。でも意思はまだ固まっていないんです。
Will you?というのは、強い意志が関わってくるので、
たとえば…
会社で重要な商談がアメリカであるとします。そして、それに社の代表が社長じきじきに発表されました。
『君!アメリカに行ってくれないか?(社運を背負って)』
この場合は、どちらを使えばいいかもうわかりますね!この場合は、will youやwould youを使います。
日常会話でつかう依頼はCan youの方が多いですね。お仕事の場面でもCould youを使うことが圧倒的に多かったですが、相手の意志を問うような依頼ではwill youを使うことがあります。
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③相手の【意向】(相手がしたいか、してほしいことか)を確かめる
- Shall I
- Shall we
- Do you want me to do ~?
この表現も基本的には主語はIやWeと動作をする人になります。
③はto 不定詞を使っていますが、私が~することをあなたは望みますか?というのが直訳で、不定詞の動作主にあたるのがmeです。
Can you? Can I? Will you? May I?の使い分けをマスターしよう!
1. Can you? – 相手への依頼
Can you?は、相手に何かをお願いするときに使う表現です。相手の能力や可能性を尋ねる形で依頼をします。
Can you?は、相手に何かをしてもらいたいときに使います。直接的な依頼よりも少しやわらかい印象を与えます。
例文:
- Can you help me with this homework?
- この宿題を手伝ってもらえますか?
- Do you want to go to the movies with me?
- 一緒に映画を見に行きたい?
この表現の方が、友達同士の会話には自然ですね。
2. Can I? – 許可を求める
Can I?は、自分が何かをしたいときに相手の許可を求める表現です。
Can I?は、自分がしたいことについて相手の許可を得たいときに使います。丁寧さのレベルは中程度で、日常会話でよく使われます。
例文:
- Can I borrow your pen?
- ペンを借りてもいいですか?
- Would it be possible for me to leave early today?
- 今日早く帰らせていただくことは可能でしょうか?
この表現の方が、先生に対してより丁寧で適切かもしれません。状況や相手との関係性によって、適切な表現を選ぶことが大切ですね。
3. Will you? – 相手の意思を確認する依頼
Will you?は、相手の意思を確認しながら依頼をする表現です。Can you?よりも相手の意思に焦点を当てています。
Will you?は、相手の意思や意向を尋ねる形で依頼をします。相手の協力や同意が必要な場合によく使われます。
例文:
- Will you be my partner for this project?
- このプロジェクトで私のパートナーになってくれませんか?
- Are you up for coming to my party?
- 私のパーティーに来る気ある?
この表現は、より友達らしい誘い方になりますね。ただし、フォーマルな場面では使わないように注意しましょう。
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4. May I? – より丁寧な許可の求め方
May I?は、Can I?よりもさらに丁寧な許可の求め方です。フォーマルな場面や、目上の人に対して使うことが多いです。
May I?は、特に丁寧に許可を求めたい場合に使います。公式の場面や、初対面の人、目上の人に対して適しています。
例文:
May I ask you a question?[/responsivevoice]- 質問させていただいてもよろしいでしょうか?
- May I take a moment to highlight my strengths and experiences?
- 私の強みと経験について少しお話しさせていただいてもよろしいでしょうか?
この表現なら、より専門的で適切な印象を与えられますね。面接官も、あなたの準備の良さを感じ取ってくれるでしょう。
5. 状況に応じた使い分けのコツ
これらの表現を適切に使い分けるには、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。
1. 相手との関係性
2. 場面のフォーマル度
3. 依頼や許可を求める内容の重要度
– 友達や家族との日常会話:Can you? / Can I?
– 職場での同僚との会話:Could you? / May I?
– 目上の人や公式の場面:Would you? / May I?
– 重要な依頼や提案:Will you?
6. 実践的な例文と使い分け
以下に、様々な場面での例文を挙げてみましょう。これらを参考に、適切な表現を選ぶ練習をしてみてください。
1. レストランで
- Can I have the menu, please?
- メニューをいただけますか?
2. オフィスで上司に
- May I schedule a meeting with you to discuss the project?
- プロジェクトについて話し合うためのミーティングを設定してもよろしいでしょうか?
3. 友達に頼み事をする時
- Will you help me move this weekend?
- 今週末、引っ越しを手伝ってくれない?
4. 図書館で
- Excuse me, could you help me find this book?
- すみません、この本を見つけるのを手伝っていただけますか?
– Can I?: 日常的な許可を求める場面
– May I?: より丁寧に許可を求める場面
– Can you?: カジュアルな依頼
– Could you?: やや丁寧な依頼
– Will you?: 相手の意思を確認する依頼
7. 練習方法とTips
これらの表現を上手に使いこなせるようになるには、練習が欠かせません。以下に、効果的な練習方法をいくつか紹介します。
1. ロールプレイング:
友達や家族と協力して、様々な場面を想定したロールプレイングをしてみましょう。例えば、レストランでの注文、オフィスでの会話、友達との電話など、日常的な場面を設定して練習します。
2. シャドーイング:
英語の映画やドラマを見て、登場人物が使う表現をそのまま真似てみましょう。特に、Can you? Can I? Will you? May I?などの表現が使われているシーンに注目します。
3. 日記writing:
毎日の出来事を英語で書く際に、これらの表現を意識的に使ってみましょう。例えば、「今日、友達にノートを借りた」という出来事を “Today, I asked my friend, ‘Can I borrow your notebook?'” と書いてみるのです。
4. 状況カードゲーム:
様々な状況が書かれたカードを用意し、そのカードを引いて適切な表現を即座に言う練習をします。例えば、「図書館で本を借りる」というカードを引いたら、”Excuse me, may I borrow this book?” と言うといった具合です。
– 毎日少しずつ練習する
– 間違いを恐れずに積極的に使ってみる
– ネイティブスピーカーの使い方に注目する
– 自分の日常生活に関連した例文を作る
8. よくある間違いと注意点
これらの表現を使う際に、よくある間違いをいくつか紹介します。これらに注意することで、より自然な英語表現ができるようになります。
1. Can IとMay Iの混同:
フォーマルな場面でCan Iを使ってしまう。
- ×Can I speak to the manager?
(やや不適切) - ○May I speak to the manager?
(より適切)
2. Will youとCan youの使い分け:
相手の能力ではなく意思を確認したい場面でCan youを使ってしまう。
- ×Can you marry me?
(不自然) - ○Will you marry me?
(自然)
3. 過剰に丁寧な表現:
カジュアルな場面で過剰に丁寧な表現を使ってしまう。
- ×May I have a slice of pizza?
(友達同士の場面では過剰に丁寧) - ○Can I have a slice of pizza?
(友達同士なら自然)
– 場面や相手との関係性を常に意識する
– 過剰に丁寧すぎる表現は、かえって不自然に聞こえることがある
– Will youは相手の意思を尋ねる場面で使う
– Can youは相手の能力や可能性を尋ねる場面で使う
9. まとめ:状況別クイックガイド
最後に、様々な状況での適切な表現をクイックガイドとしてまとめてみましょう。これを参考に、実際の会話で使う練習をしてみてください。
1. 日常的な許可を求める:
– Can I borrow your pen?
– Is it okay if I open the window?
2. フォーマルな場面での許可:
– May I come in?
– Would it be possible for me to leave early today?
3. カジュアルな依頼:
– Can you pass me the salt?
– Do you mind if I sit here?
4. 丁寧な依頼:
– Could you please help me with this report?
– Would you mind showing me how to use this machine?
5. 相手の意思を確認する依頼:
– Will you be my partner for this project?
– Would you like to join us for dinner?
– 文脈と相手との関係性を常に意識する
– 練習を重ねて、自然に使えるようになることを目指す
– 間違いを恐れず、積極的にコミュニケーションを取る
– ネイティブスピーカーの使い方に注目し、真似てみる
– 自分の日常生活に関連した例文を作り、実践的に学ぶ
以上で、Can you? Can I? Will you? May I?の使い分けについての詳細な解説を終わります。これらの表現を適切に使いこなすことで、より自然で効果的な英語コミュニケーションが可能になります。ぜひ、日々の会話の中で意識的に使ってみてください。練習あるのみです!