いろんなシーンで英語で感謝してみよう!
“感謝の気持ち”を伝えることってとても大切ですよね。”thank you”をはじめとした感謝フレーズを使いこなせていますか?
今日は、使い方のコツとシーン別の感謝フレーズをご紹介したいと思います(^^♪
Thank you for ~ing/ 名詞
何について感謝しているのか表したいときは”for~”をつけましょう。前置詞の後ろには名詞がくるので、動名詞(~ing)や名詞が来ます。
◆ポイント1:文章を分けてみる。
“楽しい時間をありがとう”を英語にする際、もちろん上記のフレーズを使って下記のようにしてもO.K.
- 楽しい時間をありがとう。
- Thank you for a wonderful time.
Wonderfulの代わりに“lovely, nice”などを入れても良いですね。
上記のように、基本フレーズを使って感謝の気持ちを伝えるのももちろんよいのですが、下記のように文章を分けてもいいですよ。
- 楽しい時間をありがとう。=今夜はとても楽しかったです。ありがとう。
- I had so much fun tonight. Thank you.
こうすることで“for~”にするのが難しい場合も、感謝の気持ちを伝えることができますね。これらのポイントを押さえて、シーン別の“ありがとう”を英語で伝えてみましょう!
“素敵な時間をありがとう”を英語で?
友人や恋人、家族と素敵な時間を過ごしたときは、下記のように感謝してみましょう!
- 素敵な時間をありがとう
- Thank you for a lovely time.
- I had so much fun. Thank you.
- I had a lovely day. Thank you.
基本フレーズをそのまま使えばいいですね。
“遅くまでありがとう”を英語で?
遅くまでありがとう…日本語ではこのままで大丈夫なのですが、遅くまで“何”をしてくれたのかが、省かれています。英語ではこの何を遅くまでしてくれたのかを明確にする必要があります。
- 遅くまで(お仕事してくれて)ありがとう。
- Thank you for working so late.
I’m glad that you worked so late. ★ - 遅くまで(起きてくれていて)ありがとう。
- Thank you for staying up late.
- 夜遅くまで話を聞いてくれてありがとう。
- Thank you for listening to me till late at night.
I’m happy that you listened to me till late at night.★
★の表現のように、うれしい気持ちを伝えるのも感謝の気持ちを伝える一つの方法ですね。
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“教えてくれてありがとう”を英語で?
勉強やスポーツを教えてくれたときや、情報をくれたときにも使うフレーズ。日本語ではどちらの場面も“教える”を使えますが、英語では“teach”が使える場面が限られているので注意しましょう。
- 勉強を教えてくれてありがとう。
- Thank you for teaching me.
- 教えてくれてありがとう(情報や悩み事等なにかを伝えてくれたとき)
- Thank you for telling me that.
勉強やスポーツ以外で教えるというよりは“伝える”側面が強い場面では“tell”を使うことが多いですね。道を教えてくださいと言いたいときはどちらかわかりますか?
- ~までの行き方を教えてください。
- Could you tell me the way to~?
机に座って教えたり、手取り足取り教えるような場面ではteach,それ以外では”tell”を使うようにしましょう!
“選んでくれてありがとう”を英語で?
- (私を)選んでくれてありがとう。
- Thank you for choosing me.
- 弊社サービスをお選びいただきありがとうございます。
- Thank you for choosing our service.
- 選んでくれて(選ぶのを手伝ってくれて)ありがとう。
- Thank you for helping me choose it.
Help me (動詞の原形)の使い方にも注意しておきましょう!
“この前はありがとう”を英語で?
この表現も“何”について感謝しているのか明確ではないですね。この前何をしてくれたことに感謝しているのかはっきり伝える必要があります。
- この前は助けてくれてありがとう。
- Thank you again for your help last time.
“この前”のことを感謝するので、その場で感謝を伝えている場合には“again”もつけると尚良いと思いますよ(^▽^)/
“1年間ありがとうございました”を英語で?
これは、とてもよい一年だったことを伝えて、最後にthank youやthanks to youなどをつけるとよいですね。”Thank you for~”にするのが難しいときの表現を使います。
- あなたのおかげで、最高の一年になりました。
- It has been the best year in my life thanks to you.
- 一年間のサポートに感謝します。
- We are glad that you supported us so much this year.
Thank you以外の表現も使おう!
Thank youだけでなく、ありがとうの英語表現のバリエーションはたくさんあります。感謝の気持ちを伝えることってとっても大切ですよね。
日本語では、相手に申し訳ない気持ちを伝えるために“すいません”という言葉を使うことが多いですが、感謝する場面で“I’m sorry”と言っていることはありませんか?
例えば、だれかに親切にされた場面でも“どうもすいません”と申し訳ない気持ちで感謝の気持ちを表すことがあります。これをそのまま英訳して“I’m sorry”と言ってしまうと??な顔をされることも多いですね。
感謝の伝え方は、文化によっても異なります。英語でも感謝上手になりましょう!
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ありがとうを英語で?いろんな表現を身につけよう!
まずは基本のthank youから。実は組み合わせしだいで感謝の気持ちを伝えられるので、一番便利でよく使える表現です。ビジネスシーンやフォーマルな場面でも使えるのがいいですね。
Thank you / Thank you for
もっともシンプルでなじみのある感謝の伝え方ですね。
相手に感謝を伝える場合に使います。相手に何について感謝してるのかを伝えるときは、“Thank you for 名詞・動名詞”が使えますよ。
- Thank you for everything
- いろいろありがとう。
Thank you にいろいろな言葉を足して、感謝の度合いを高める方法
“very much”や“so much”をつけて、より丁寧にすることができるのは誰もが知っていますね。
- Thank you very much.
- Thank you so much.
“Thank you so much”女性が使うことが多いので、男性が使う場合は“so”にアクセント入れると良いようです。
ほかにも、thank youに言葉を付け加えることで感謝の度合いを高めることができますよ。
- I thank you from the bottom of my heart
- 心から感謝いたします。
- How can I ever possibly thank you
- どうやって感謝すればいいのかわからないよ!
- I never/can’t thank you enough.
- 感謝を十分しきれないよ!(ほどありがたいよ)
Thank you for doing と thank you to doは意味が違います!!
① Thank you for doingは、“~してくれたことに感謝する”
② Thank you to do は “I will thank you to do”の形で使うことが多く、“~してくれるとありがたい”という軽い依頼のときに使います。
もともと、to不定詞には“未来的意味合い”が含まれていることが多いから、このようなニュアンスの差が生まれます。なので、thank you for helping meとthank you to help me(I will thank you to help meの短縮)では意味が異なることを意識しておきましょう!
基本的には“Thank you for ~”を使う場面が圧倒的に多いので、②の表現はそれとなく頭に入れておけばよいと思います。
thank you 以外の感謝を表す英語表現
ではthank you 以外の感謝を表す英語表現も確認しておきましょう!
I owe you one. 一つ借りができたね
これも感謝するときによく使います。こちらはカジュアルな意味合いが多いですね、友達や職場などの親しい関係で使われています。
直訳すると“1つ借りができたね”ですが、『助かったよ!』『恩にきるよ』『いやーありがとう』みたいな感じです。老若男女がよく使う言葉ですよ。
Oneは“してくれたこと”を指していますが、ここをいろいろなものに変えると“~のおかげ”という意味でつかます。
- I owe her my life.
- 彼女は命の恩人です。
- I owe this to everyone who have been supporting me.
- これは、これまで支えて下さった皆様のおかげです。
具体的な感謝な気持ちを伝える際にも使えるので覚えておくといいですね。
You have my gratitude. 感謝します。
直訳すると、“あなたは私の感謝な気持ちを持っています”という意味です。
こちらは、カジュアルな場面であまりつかわれない表現です。ビジネスシーンで使うこともあると思いますが、スピーチなどの限られたシチュエーションではないかと思います。
文語的(書き言葉)では使われることが多いですね。使い分けが難しいので、これも意味を知っていれば十分だと思います。
似たような表現に”you have my sympathy”(お悔やみ申し上げます)があります。
どちらも“have”を使ったいかにも英語らしい表現ですね。日本語の発想にはないので、意味がわかるようにしておきましょう!
You shouldn’t have. そんなことしなくてよかったのに。
日本語でも感謝の気持ちを表す際に、“そんなのよかったのに、、、ありがとう”等のように伝えることがありますね。
英語でも“You shouldn’t have”と使って、婉曲に感謝を伝えることができます。より明確に意味を伝えるときは“Thank you”と組み合わると良いですね。
- ありがとう。そんなのよかったのに。
- Thank you. You shouldn’t have.
相手を褒めて感謝を伝える英語表現
日本語でも感謝の気持ちを表して“やさしいね!”とか“あぁ、助かる”とか言いますよね。英語でも相手を褒めて感謝を伝えるシーンが親しい間柄では多いですよ。
- ほんとうに優しいよね。
- That’s so nice of you. /That’s so kind of you.
- なんでわかったの!(心読んでくれているね!:自分が求めるものをお願いする前にしてくれた場合)
- Wow, you read my mind!
I am grateful 感謝しております。
ありがとうと直接言わず、『感謝の気持ちでいっぱいです』といって感謝を伝えることって日本語でもありますね。
それに似たような表現がこちらです。”I am grateful.”
Gratefulは“人から受けた恩恵に感謝する”気持ちを表す形容詞です。
thankfulも同じように使いますが、本来は自然の恵みなどに感謝する意味が込められているそうです。
- I am grateful for your help. あなたの助けに感謝しています。
- I am thankful for having you in my life. 君がいてくれて本当に感謝しているよ。
You are the best ●● ever! あなたって今までで最高の〇〇よ!
こちらも直接ありがとうとは言わずに相手を褒めることで感謝の気持ちを伝えています。
- You are the best friend ever!
- 今までで最高の友達だよ!
- You are the best teacher ever!
- 今まで最高の先生です!!
もちろん、これらのフレーズに”Thank you”をつけるとより明確に感謝を伝えることができますね。
I would really like to express my heartfelt thanks/gratitude 心から感謝したいと思います。【フォーマル】
こちらは、少しフォーマルな場面での感謝の伝え方です。丁寧に感謝を表現したいときはこちらの表現を使うといいですね。メールやビジネスシーンでも使えることばです。
Hearfelt(心から)をsincereにしても良いですよ。
”hearful(ハートフル)”という言葉をよく耳にしますが、こちらは和製英語なので注意しましょう!”hurtful(痛みの多い・苦痛をもたらす)”と間違われてしまうかもしれません。
I appreciate ●● 感謝いたします。【フォーマル】
こちらもビジネスシーンなどのフォーマルな場面でよく使うフレーズです。メールなどでもよく使う表現ですね。副詞を伴ってよりフォーマルな形にできるので、いくつかパターンを覚えておくと便利ですね。
良くある間違いに、×I appreciate for ●●があります。Appreciateは他動詞なので目的語を直接とるようにしましょう!for~を使う場合は、I appreciate you for ~と“thank you for ~”と同じ形になることを注意しておきましょう!
- I greatly appreciate your help.
- 助けてくれて本当にありがとう。
- I really appreciate your help.
- 助けてくれて本当にありがとう。
スピーチで感謝を表す英語表現
あらたまった席で感謝の気持ちを表すとき、おなじの“Thank you”に”I’d like to”をつけるだけでフォーマルになります。
- I’d like to thank everyone for supporting me.
- 支えて下さり、みなさんに感謝したいと思います。
“would like to”を”want to”にしてもO.K.です。”would like to”を使う方が丁寧ですね。
メールやお手紙で感謝を表す英語表現
メールやお手紙でももちろん上記で紹介してきた表現を使うこともできます。ここでは、会話の中ではあまり使わない手紙やメールに適した感謝表現をご紹介します。
Many thanks for ~
素敵なプレゼントをありがとうございます。
Many thanks for the lovely gift!
ありがた迷惑を伝える感謝表現
日本語でもそうですが、実際は感謝していなくても、皮肉として“ありがとう”という言葉を使うことがありますね。
これは英語も同じです。上でご紹介した表現は時と場合によっては、皮肉として使われることもあります。
そういう場面でのイントネーションや表情をよく観察してみてくださいね。映画や海外ドラマでよく見かけますよ。
なんといっても大切なのは、伝え方(表情やイントネーションや声色)
どれだけ丁寧な英語表現を使っていても、それに適する“伝え方”をしないと意味がありません。
伝え方しだいで、“Wow”の一言でも感謝を伝えることができます。アイコンタクト、表情、イントネーション、声色に感謝の気持ちをのせて伝えるようにするのが一番のポイントだと思います。
『すいません』がThank youってどういうこと?
英語は、お断りするときも”Thank you”つけるんだぁ!!なんて素敵な言葉なの♪と思ったことがあります。
No, Thank you.
相手を気にかけているようで、なんだかとても温かい気持ちになりました★英語を好きになったきっかけのひとつですね。
さて、日本語の場合どうでしょう?
No, thank you ≒ いいえ、結構です。すいません・・・。かなって思います。
『すいません』とは、相手に対して、申し訳ない気持ちを表しています。
こんなときも、日本語では『すいません』を使います。↓
プレゼントをもらったとき、何か好意的なことをしてもらったときも相手にそこまでしてもらって申し訳ない気持ちから『すいません』ということが日本語では多いですよね・・・。
こんなシーンで、”sorry”なんてよく言ってしまうことが、日本人には多いように思います。
ですが、やはりここは、「申し訳ない気持ちを伝えるのではなく、ありがとうの気持ち」を伝えたいですね。
Thank you にはこんな使い方もある!
日本語の文化のまま、英語にしては意味が伝わらないということ。
私も以前はよく、日本語のすみませんという場面で、直訳して”Sorry”を連発していました。そのたび、”Oh, don’t be sorry”と言われていました。
そう、申し訳なく思うのではなく、そういう場面では感謝する”Thank you”なんですね☆
日本のことをよく知っている外国人ならsorryと言ってもいいと思うのですが・・・。
“Thank you” ってほかにもこんな使い方もします。
- Can you do this for me? Thank you!
- これをしてもらっていいですか? よろしく!(ありがとう)
いやな上司相手にこんなこと言われたら、先に、ありがとうと言ったもん勝ちなの?と思いそうですね。
これは、”Thank you in advance”の”in advace”を省略しているものと考えるとよいかもしれませんね☆
文化が違えば、感謝の伝え方も異なる。
飛行機が遅延したときも、英語では【お待ちいただきありがとうございます】
日本語では【お待たせして申し訳ござません。】英語で感謝・日本語では謝罪になります。
語学学習ってホントに奥深いですね☆そして、その違いが、ややこしやポイントをよく生み出してくれます。ややこしいから、おもしろいって感じれるようになるといいかもですね♪
『お疲れ様でした。』や『どうぞよろしくお願いします』という日本語の便利ワードも英語ではその場その場の状況に合わせて訳しわける必要があります。
何をよろしくお願いしたいのか、考える必要があるんですね。基本単語の使い方をしっかり理解することは英語の基本である”動詞の理解”につながりますよ。