ややこしい違い:Did you know/Do you know?
ややこしいですよね。時制にさらにニュアンスの違いが入ってくると・・・。私もよく間違いをしてきました。とくにこの”〜をご存知ですか?””〜を知っていますか?”というフレーズ、日本語ではよく使いますよね。
例えば、道を尋ねるときも”すいません、●●ご存知ですか?”だけで道案内を聞けちゃいます。でもこれを英語で”Do you know ●●?”と言っても、そこへの行き方まで教えてくれる方は少ないと思います。
英語で道を尋ねるときは、”Can you tell me the way to 場所”や”How can I get to 場所”など具体的に、教えてくださいやどうやった行ったらいいですか?のように直接的に表現しないとダメなことが多いんです。
日本人は言外を読み取りコミュニケーションをしてきているんですね。それをそのままは英語に訳しても”Yes/No”しか返事なこないこと多々あります。”〜はご存じですか?〜はわかりますか?”はそういう類の質問ですね。
そういえば、昔電車の中で”いまのアナウンスわかりましたか?”と外国人に親切心で聞いたことがあります。そしたら”あーいまのはね、遅延が起こって・・・・”と英語で教えてくれたことがありました。私のこと、外国人だと思ったようで・・・(笑)
でもこれも確かに『わからない人』が『わかりました?いまの?』って聞くシチュエーションもあるので、どちらにも取れるんです。
英語のビジネスレターを書くとき、一番気をつけるところってこういうところです。相手に捉え間違えられないようにするので、日本語にしたら相当回りくどく聞こえるくらい書くときもあるくらいです・・・。
日本人同士のコミュニケーションなら語弊につながることが少なくても、文化が違う外国の方とは、ほんの少しの表現の違いで言葉の捉え方が変わるんですよね。
では本題:Did you know? Do you knowの違い
①相手が知らないであろうと予想して聞く場合:Did you know?
②相手が知っているであろうと予想してを聞く場合:Do you know?
もちろん、この限りではなく、文脈や前後の流れなどで意味合いが変わることがあります。とくに②の場合は①の意図でこの文章を使うことも多いのですが、①の場合はあえて過去形にまでしているので、ほとんどの場合は、相手が知らないであろうと予想して聞く場合です。
例えば、
相手がAが結婚したことを知らないだろうと予想して・・・
Did you know A got married?
となります。
最後に・・・
日本語と英語の違いは、文化的な背景からも生まれます。日本語を直訳してもうまく通じないことがあるのはこのためですね。
失敗を重ねながら、その違いを学んでいくのが一番ですよ♪