バイリンガル教育は大切だけど・・・。
今日は、日本経済新聞のこのニュースがとても気になりました。
英語やプログラミングの前に日本語力が必要というタイトルのコラムです。
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO05615580T00C16A8X12000/
コラムによると、
「仏教は東南アジア、東アジアに、キリスト教はヨーロッパ、南北アメリカ、オセアニアに、イスラム教は北アフリカ、西アジア、中央アジア、東南アジアにおもに広がっている」という文章に対して、
オセアニアに広がっているのは何か?
仏教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥ教の4つのうちどれか?
という問題が出され、正解の「キリスト教」を選べたのは全体のわずか54%。35%が仏教を、12%がイスラム教を選んだそうです。
これって驚くべき結果ですよね・・・。でも私にとっては決して他人事ではありません。
国語力は英語学習でも絶対大切!
国語力ってすごく大事だと思います。とくに大人になってから英語学習をする上でもすごく大事になってくる。英語と日本語の違いを理解できることって英語学習でとても大切だと思います。
もちろん、小さいころからバイリンガル教育をしていれば、それぞれの違いを認識せずに、両方を話せるようになるのかもしれませんが、どちらも中途半端な方々も結構お見かけします・・・。やっぱりバイリンガル教育って難しい。
国語力を高めておかないと、その後の学力にも大きな差が生まれるとコラムにも書かれていましたが、その通りですね。
日本語力が低いと、大人になってから英語学習をしても、???なことが多くなるような気がします。
例えば,
“私は幸福です”を”I’m happiness”ではなぜダメなのか?と一度聞かれたことがあります。
私=幸福ではなく、私=幸福な状態なので、形容詞を使って、”I’m happy”が正しいです。と答えました。
(私=幸福:これだと私=幸福そのもの=幸福の象徴のようになってしまいますね。)
Happiness=幸福 Happy=幸福な、幸せな
この方の場合、形容動詞の”幸福な”と名詞の”幸福”の違いが曖昧だったため、それを英語に訳した際に、少しおかしなことになってしまったんですね。
この説明がすんなり入ってくると、文法の学習が進めやすくなります。もちろん、説明がわかりにくいのは、私の英語講師としての力量の問題でもありますが・・・(涙)
こんな風に、英語学習においても国語力ってすごく大切なんです。
バイリンガル教育ってどうなの?
バイリンガル教育って本当に難しいですね。
私はこどものときから英語が話せたわけではないので、キッズ英語のやり方は模索中です。
今のところ、こどもたちにはあいさつ程度と単語を楽しく覚えさせる程度。子どもから、これって英語でなんて言うの?と質問があったときや、外遊びのついでに動作を英語にしたりして遊んでいます。
だからまだまったく話せません(笑)。
でも気をつけているのは、発音ですね。私の経験上、英語の発音を身に着けておきさえすれば、英語学習が後からぐっと楽になります。
なので小学生の間はとにかく音読だけさせて、英語になじんでもらえればなぁ程度にしか思っていません。
スポンサーリンク
息子ちゃんの国語力が心配でならない!
小学生1年生の息子の夏休みの宿題を見ていると不安でいっぱいになります(汗)
おおきなかぶの問題で、「おばあさんが呼んできたのは誰でしょう?」という問題に、大きく
『誰だか』
と書いている息子ちゃん・・・。思わず笑ってしまいました。
これを見たとき、本格的に英語を教えるのは高学年になってからにしようと決心もしました(笑)
ひらがなもなんとかかける程度で、まだまだ読むのにもすごく時間がかかります。
でも一生懸命毎日宿題をして、夏休みのワークはなんとか全て終えることができました。
えらいよ!えらいよ!
最近は、少しでも国語の問題を楽しんでもらおうと、クイズをするようにしています。
おうむの話が出てくる物語のときは、”クイズです。おうむはなにを食べるでしょう?”とかいうと、結構楽しそうに
文章を読むようになりました。
それにしても、小学校の夏休みの宿題っていまは親がすべて〇付けとコメントまでしてあげないといけないんですね・・・。
私のころとは大違い・・・。でもこどもの学習過程や習熟度がわかるので、これも大切なことですね。
宿題のときは、やる気スイッチを探すのが本当に大変な息子ちゃん・・・。
勉強って楽しいのになぁ・・・。
国語力がつけば、理解力もどんどん増していくはず!
英語力の前に国語力を高めて、楽しい2学期になるようにしてあげたい!私も頑張らねば!