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続く・続けるの英語表現
“~が続く”という表現は意外とよく使うと思います。よく目にするのはやはり“to be continued”ですね。シリーズもののドラマなどの“つづく”の英語表現ですね。
これ以外にも“代々つづく”、“晴れの日が続く”、“不運が続く”、“後ろに続く”などいろいろな表現がありますが、どれもそれぞれ使う単語が違います。
- Continue (動詞)
- Last (動詞)
- Go on (動詞)
- Keep (動詞)
- Long-lasting / lifelong (形容詞)
- Continuous (形容詞)
- Still (副詞)
- 現在完了の継続表現
これらの使い分けに注意しましょう!
続ける・続くの表現がたくさんあります。それぞれの使い方のポイントをつかみましょう!
続くを英語で?①Continue=継続
ゲームの”コンティニュー“ボタンや、さきほど出てきた”to be continued”という表現でもおなじみですね。
“continue”は、続けるものの“始点”に着目している動詞で、【(これから・今から)続く】というのが本来の意味です。
他動詞としても、自動詞としても使えるので、“〇〇が続く”という表現(自動詞)も“〇〇を続ける”という表現(他動詞)もできます。
- Raining may continue.
- 雨が(これから)続くかもしれない
- I will continue this.
- 私はこれを続けます。
- That meeting will continue for another 2 hours.
- あの打ち合わせは(今から)あと2時間続きます。
後ろに“to do”が来るか“~ing”が来るかで意味が異なる点に注意
動詞によって、to doとingでは意味が異なるものがたくさんありますね。
(remember/forgetなど)どの場合も“to do”は【これから・未来的な要素】で“~ing”【今・過去からの要素】のような違いがあります。
- I forgot watching it. それを見たことを忘れた。
- I forgot to watch it. それを見るのを忘れた。
Continueではどのような違いになるか確認しておきましょう!
不定詞が後ろに来る(continue to do)の場合:(習慣的に)~し続ける
To doが後ろに来る場合は、習慣的に続ける意味になります。
- I continue to study English.
- 私は(習慣的に)英語の勉強を続けている。
24時間ずっとし続けているわけではなく、していないときもあるが、習慣的に続けている。
動名詞が後ろに来る(continue ~ing)の場合:(ずっと)~し続ける
ずっと(やめることなく、やすむことなく)続ける場合に、~ingを使います。
- I continued studying for 2 hours.
- 2時間ずっと勉強をつづけた。
このように、continueは2つの“続ける(習慣的・継続して)”の両方に使える単語でとても便利なので、使い分けに注意しておきましょう!
続くを英語で②:(一定期間)持続:Last
”last”は、”continue”のように“~を続ける”という形では使えません!
他動詞としても”last”は使えるのですが、“持ちこたえる・もつ”という意味で使われます。
基本的には“~が続く”という自動詞の形を覚えておきましょう。
自動詞としてのlast
- I hope that this relationship lasts forever.
- この関係が永遠に続くことを願います。
- Whatever he starts, it doesn’t last for a few days.
- 彼は何を始めても、数日も続かない・・・。
continueとlastの使い分け
“continue”が継続するものの始点に焦点をあてているのに対して、“last”は持続するものの終点に焦点を当てています。
これは“last”が“最後の”という意味をもつことからもなんとなくわかりますね。
終わりが見えているので、一定期間続くものに対して使うことが多いです。
- I hope this love lasts forever.
- この愛が永遠に続くことを願います。
(この文章では一定期間続くものではありません、愛に終わりが来ることがあるため、それが永遠になればよいとlastを使っています。)
continueとlastはニュアンスがやや違う程度で、どちらを使ってもそれほど問題はないと思いますが、より多くの例文をチェックし、感覚をつかんでおくといいですね。
私の場合は、“これから(その時点から)続く”場合には“continue”を、“終わりが見えているもの”には“last”を使うようにしています。
気にしているのは、”~を続ける”はlastでは表現できないこと。
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続くを英語で③Keep・maintain:維持する・保持する=続ける
Continueが始点、lastが終点とすれば、keepやmaintainはその真ん中に焦点を置いている動詞で、維持する=続けるという意味になります。
例えば、“努力を続ける”なら、”keep efforts”や”continue efforts”となります。
どちらでも問題はありませんが、“keepは努力をすでに始めていて、それをキープする”というニュアンスが強くなります。
continueは始点に焦点を当てているので、努力をし始めた点に注目し、そこからその状態を継続するニュアンスになります。
続くを英語で④現在完了(継続表現)続く
- 朝からずっと曇りが続いている
- It has been cloudy since this morning.
- 私は4年間英語の勉強を続けています。
- I have studied English for 4 years.
他の表現との違いは、現在に焦点を当てている点です。過去のある時点から、”現在”まで続いている様子を表す際に使います。
続くを英語で⑤:後続するの“続く”
前の人に“続く”、後に“続く”も“続く”を使った表現ですね。
この場合は、followやafterを使って表現することができます。
- 私に続いてください。
- Follow me please.
- あなたに続きます。
- After you. (Come after you)
続くを英語で⑥:代々続く
代々続く・続けるは、”take over”,”succeed to”, “for generations”などを使って表現することができます。
- 彼が家業を続けます。 (受け継ぐ)
- He will succeed to (take over) his family business.
- 彼の家は代々、大工さんだ。
- His family is a carpenter for generations.
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続くを英語で?⑦時間表現で
〜時間連続で(続けて)なども続く表現の一つですね。代表的なものを2つご紹介します。
For 5 straight hours :5時間続けて(通して)
“ぶっ続けて”“ぶっ通しで”・・・こんな日本語を使うことがありますね。(笑)強調する表現として、~間を表す “for 時間”にstraightを入れることができます。
- 昨日は、5時間続けて(ぶっ通しで)ゲームをしたよ。
- I played video games for 5 straight hours.
For 3 days in a row:3日間続けて(連続で)
ずっと通しているわけではないが、連続で起こったときに使えるのが“in a row”です。
- 3日続けてUFOを見た。
- I witnessed U.F.O. for 3 days in a row.
その他の“続ける・続く”英語表現
ネイティブがよく使う表現などをまとめています。
Stick with O :粘り強く続ける
突き刺すという意味のあるStickはものに“くっつく”イメージが強いですね。そこから粘り強く何かを続ける際に使う英語表現がこの“stick with”です。
- If you want to be fluent in English, just stick with studying it!
- 英語をペラペラになりたければ、その勉強を続ければいいよ。
- Don’t give up! Stick with it to the end!
- あきらめちゃだめだ!最後までそれを続けろよ!
まちがいやすい表現に“stick to”があります。
Stick withと同じ意味で“続ける”という意味でも使いますが、物理的に“くっつい”たり、“付きまとう”という意味にもなります。
- He has been sticking to me.
- 彼がずっと私に付きまとう。
まとめ:続く・続けるを英語で?
日本語でも、“継続する”“持続する”“維持する”“保持する”などは、すべて“続ける”や“続く”で簡単に言うことができます。
それぞれニュアンスが微妙に違うので、例文のなかで感覚をつかむようにすると良いと思います。