サッと内容チェック
こんな悩みを抱えている英語学習者の方は多いのではないでしょうか。
どうも、留学なしで英検1級・TOEIC満点のオンライン英会話講師のHIROKAです。
英語の読解力は、留学や仕事で必要なだけでなく、日常生活でも役立つ重要なスキルです。
でも、大丈夫です! この記事では、英語初心者の方でも実践できる7つの簡単なコツをご紹介します。
それでは、英語読解力アップの秘訣を見ていきましょう!
1. スキミングとスキャニングを使いこなす
スキミングとは?
スキミングとは、文章全体を素早く読み流し、大まかな内容を把握する技術です。
スキミングの方法:
- タイトルや見出しに注目する
- 各段落の最初と最後の文を読む
- 太字や斜体の箇所をチェックする
タイトルや見出しに注目すると、文章全体が何ついて書かれているものかがわかります。また各段落の最初と最後の文を読むことで、段落ないの結論や要約を掴むことができる場合が多いです。
こうしたテクニックはパラグラフリーディングとも呼ばれていますよ。
スキャニングとは?
スキャニングは、特定の情報を探すために文章をざっと見る技術です。
スキャニングの方法:
- 探している情報のキーワードを決める
- 目を縦に動かしながら、キーワードを探す
- キーワードを見つけたら、その周辺を詳しく読む
これらの技術を使えば、長文でも効率的に必要な情報を得ることができます。
特に読解問題の質問で得た情報を元に回答を探し出したい時などに使えるのがスキャニングになります。ただ、上でご紹介したスキニングで文章全体の要点を理解した上で行った方が、スキャニングした際の理解力が向上しますよ。
2. 文脈からわからない単語の意味を推測する
わからない単語に出会ったとき、すぐに辞書を引くのではなく、文脈から意味を推測する習慣をつけましょう。
文脈から意味を推測するコツ:
- 前後の文を読み、話題を理解する
- 単語の品詞(名詞、動詞、形容詞など)を考える
- 接頭辞や接尾辞から意味を推測する
例えば、”The indefatigable runner completed the marathon despite the scorching heat.” という文で “indefatigable” という単語がわからなくても、マラソンを完走した(runner completed the marathon)という文脈からランナーの凄さを伝えるための形容詞であることが推測できます。
ちなみにinfatigableの意味は「疲れを知らない」「粘り強い」です。
この方法を使えば、読解のスピードが上がり、新しい単語も自然に覚えられます。
3. パラグラフの構造を理解する
英語の文章は、多くの場合、一定の構造に従って書かれています。この構造を理解することで、文章の内容を把握しやすくなります。日本語で言うところの起承転結にあたるものです。
典型的なパラグラフの構造:
- トピックセンテンス(主題文): パラグラフの主題を示す
- サポーティングセンテンス: 主題を説明・補足する
- コンクルーディングセンテンス: パラグラフのまとめ
この構造を意識しながら読むことで、文章の論理の流れがつかみやすくなります。
こうしたテクニックはパラグラフリーディングとも呼ばれていますよ。
4. 接続詞に注目する
接続詞は文と文、段落と段落をつなぐ重要な役割を果たします。接続詞に注目することで、文章の論理展開がよりわかりやすくなります。
よく使われる接続詞とその意味:
However(しかし): 逆接
Therefore(したがって): 結論
In addition(さらに): 追加
On the other hand(一方で): 対比
これらの接続詞を見つけたら、その前後の文の関係性に注目してみましょう。
① Initially, the government attempted to address this by building new apartment blocks.
② However, demand constantly overtook supply, and a new policy became necessary.
都会での住宅不足が問題化し、政府が行った対策について書かれている文章です。
① では、新しいアパートを建てることで、この問題に政府が対処しようとしたと書かれています。
② の冒頭に、逆説のHOWEVERがきているので、
~の対処をしようとしたが、きっと失敗に終わったんだなと、推測することができます。
仮に②にわからない単語があったとしても、推測で読み進めることができてしまいます。
5. 能動的に読む
ただ目で追うだけの受動的な読み方ではなく、能動的に読む姿勢が大切です。
能動的に読むためのテクニックは以下のようなものがありますよ。
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質問を作りながら読む
- 「この段落の主題は何か?」
- 「著者の主張は何か?」
この2つは常に意識しながら読まないと、途中で意味がわからなくなってしまうことも。
要約しながら読む
- 各段落の要点をメモする
- 自分の言葉で内容を説明してみる
批判的に読む
- 著者の主張に同意できるか考える
- 反対意見や別の視点はないか探る
能動的に読むことで、内容の理解が深まり、記憶にも残りやすくなります。
6. 音読を取り入れる
音読は、読解力だけでなく、発音やリスニング力の向上にも効果があります。
効果的な音読の方法:
- テキストを声に出して読む
- 意味のまとまりごとに区切って読む
- イントネーションや強勢に注意を払う
- 同じ文章を繰り返し読む
音読を習慣にすることで、英語の自然なリズムやフレーズが身につきます。
7. 多読を実践する
多読とは、辞書をあまり使わず、たくさんの英語の本や記事を読むことです。
多読のポイント:
- 自分のレベルより少し易しい教材を選ぶ
- 興味のあるジャンルから始める
- 毎日少しずつ読む習慣をつける
- 100%理解しようとせず、全体の意味をつかむ
多読を続けることで、自然な英語表現に慣れ、読解のスピードも上がっていきます。
今は無料で多読できるニュースサイトや英語学習用アプリもたくさんありますよね。
レシピーについて詳しくは公式サイトをご覧ください↓
https://www.polyglots.net/app/polyglots/
まとめ: 英語読解力アップへの道
ここまで、英語読解力を向上させる7つのコツを紹介してきました。
- スキミングとスキャニングを使いこなす
- 文脈からわからない単語の意味を推測する
- パラグラフの構造を理解する
- 接続詞に注目する
- 能動的に読む
- 音読を取り入れる
- 多読を実践する
これらのテクニックを一度に全て実践するのは難しいかもしれません。まずは1つか2つから始めて、徐々に増やしていくのがおすすめです。
毎日少しずつでも英語に触れる時間を作り、これらのコツを意識しながら読んでみてください。
最後に、英文読解力UPに役立つサイトをいくつか紹介します。
国内外のニュースが英語で読めるNHKのサイト。英文レベルが高めなので、中級以上の方におすすめです。
レベル別にニュースが分かれているので、自分のレベルにあった英語ニュースを探せます。また英語学習用に記憶に残りやすい印象的なニュースを取り扱っている印象です。ニュースに対する質問やディスカッション用の質問など理解力チェックや意見をまとめる力も養うことができるので、とてもおすすめです。
英語の読解力向上は、時間がかかる過程です。でも、コツコツと続けていけば、必ず上達します。挫折しそうになったときは、この記事を思い出してください。
あなたの英語学習が実り多きものになることを願っています。頑張ってください!